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日々の雑感

忍びの里、伊賀の地より。オーガニックとは? 「本物」はどこに?

「力」について思うこと

人は誰しも「力」への意志を持っています。

世界を思うままにしたい。支配したい。

【欲望】

だけど現実の世界には別の「力」が既に存在しています。
自分のなかの「力」を求める気持と
自分を屈しさせようと外部から迫って来る「力」と
どのように折り合いをつけていったものでしょうか。

生命を駆動する原動力となっている「力」への対処が、
「こころ」を豊かにする方向に向かわせるか、
「こころ」を失う方向に向かわせるか、
あなたの進む道を決定的に決めていきます。
その分かれ道はほんのささいな感情の動きにあります。

目の前に自分の存在以外の大きな「力」を感じたとき、
あなたはその現実をどのように受け止めますか?

取りうる選択肢は場面によって様々でしょうが、
基本的な感情~思考の動きはこんな感じ?

A. 逃げる/無視する・なかったことにする
B. 反抗して闘う
C. 服従する

【政治】の力学の根底にあるのは
幾多の出会い、遭遇において、
その瞬間の感情の反応(リアクション)と
少し遅れてやってくる意識による調整を経て
ひとりひとりがどのような判断を下し、
どのような行動にでるか、です。

様々な「力」がうねるこの世界で、
そのそれぞれがあなたの心をどう動かし、
あるいは他のひとりひとりの心をどう動かし、
エネルギーを統合し、あるいは離散させ、
編成していくのか、なのです。

「力」はいろいろ。

鞭や銃口や札束もあるでしょう。
美や身体的快楽や興奮もあるでしょう。

ごつごつとぶつかってくるものもあれば
気付かないくらいすーっと忍びこむものもあります。

自分を飲み込み、あるいは押し流してしまいそうな
大きな「力」と出会ったとき
【あなた】は自分をどう制御するのか、できるのか。
そして外に対してどんなふうに自らの「力」を行使するのか。
それはそのまま自分の日々の幸せに直結するとともに、
他の存在と絡み合って、政治の流れを決めていく
もっとも基本的な要素となっていきます。


「力」(=フィードバックループ)には
正のもの(発散)と負のもの(収束)があります。
陰陽といってもいい。
生と死といってもいい。
どっちが正しいじゃなく、
それらが相互に絡み合って、
織りなしていくのがこの世界です。

けっこう複雑ですなぁ。
世界の中で、自分がどう生きていくか、
決断はいつも決して簡単なものじゃない。

ただ、この世界を生きていく中で、
何より大切なのは、
【こころある道】を歩いていけるかどうか、
そういうことなのではないかと、
今、僕は思っています。

その前提になるのは、場面、場面において、
自分が直観的に正しいと感じるものを
畏怖し、頭を垂れ、身を委ねること。
そして裏腹に、
直観的に間違っていると感じるものとは
徹底抗戦して自らを守り抜くこと。

そうしたプロセスのなかで、
直観はさらに磨かれていき、
思いもよらなかった新たな「力」が、
自らの中に湧きだしてくるのです。

自分に示されたこの道を
全力を尽くして、淡々と歩いていくしかない。
こころを開き、受け止め続けること。
この道と語らいながら、往く。

あなたはあなたの
こころある道を見出し、
歩いて行くのでしょう。

 

幸あれ。


photo taken @比叡山/2004年10月 f:id:Kunihiko_Murayama:20150520102050j:plain