日本人流のイノベーションの進め方へのヒント
「たんぱく質の遺伝子に注目すると、セロトニンを
有効利用しやすい組み合わせを持つ人は、
日本人では3%、米国人では32%という研究があります。
セロトニンが多いと不安感情が和らぎますので、
リスクがあっても怖がらず、挑戦しやすくなります。
米国人は日本人の約10倍も挑戦的な人がいると推察できます。
良い刺激。
身もフタもない事実だけど、これはしっくりきた。
僕らは僕らの個性を認めて、生き残っていけばよい。
絶えず世の中を変えていく必要性はあるけれど、
米国人のようにワイルドな起業家が出てきにくいのが、
構造的に必然なのだとすれば、
僕らは僕らで何か違う方法を考えないと、なのですね。
戦略の立て方はまるっきり変わってくる。
リスク分散しながら、ネットワーク的に、
チームで新たなことにチャレンジしていく手法。
皆がちょっとずつ新しいことをする(リスクテイクする)、
それを上手にファシリテートする技術が大事。
リスクテイクできる人材が貴重なのであれば、
その効率的な活用は大きなテーマとなりそうだ。
基底にある、空気を読む、あ・うんの呼吸で通じる、
高いコミュニケーション能力の高さを活用しつつ、
突破力のある「変態」を要所要所で活用する。
そんなふうにデザインされた組織がきっと、
荒波を越え、長期に渡って生き残れるのだろう。
セロトニンに頼らずとも前に進めるような、
周到な準備が必要なのかもしれない。
変革の時こそ、確実な、一歩、一歩、なのかな?
自信を持とう。
日本人はそのしなやかさにかけては
世界一品のものをもっているはず。
したたかに。したたかに。