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日々の雑感

忍びの里、伊賀の地より。オーガニックとは? 「本物」はどこに?

廃炉に向けた道

NHKワールドの番組より。

東電・福島第一廃炉推進カンパニー・増田尚宏氏への
廃炉作業の見通しについてのインタビューを見ました。

...

福島第一の廃炉に向けた道は決して容易なものではない
ということを、ショックとともに再認識しました。

と同時に、廃炉プロジェクトを担うチームのトップが
いちエンジニアとして目の前の現実と真摯に向き合いながら、
今も解決へ向けた模索を続けていることに対し
敬意の念を覚えるとともに、彼らを孤立させないことが
社会的にとても大切なことなのではないかと感じました。

受け入れたくない厳しい現実をも正面から見据え
できうる限りの手を尽くしていく、というのが
僕らに与えられた唯一の選択肢でしょう。

すでに起きてしまった厳しい事態をどう収拾していくか、
誰かがその責任を背負い、不確定な未来と向き合い続け、
何らかの決断を下し続けなければならないのです。

自分には関係ない、あるいは被害者だからと
現場の彼らを非難しても得るものは少ないでしょう。
非難する側・される側、両者が互いに絶望を深めてしまいます。

むしろ彼らの取り組みを周囲がしっかり支えながら、
事故の背景や結果と正面から向き合いながら、
継続的に学びを深めていく必要があると思います。

僕ら現場から遠く離れた者が
技術的なこと、事故発生の推移を
素人考えであれこれしてもあまり役に立たないはず。

むしろ事故を生み出した背景にある
社会的な要因、心理的な要因を見つめることが
より実践的な受け止め方のように思えてなりません。

そして、そこから得られる学びを
自らの日々の生活や仕事に着実に生かすこと。

たとえば、本質的で大きい問題と向き合うのは避けて
日常の処理のみに意識を集中する傾向がないかどうか。

たとえば、深刻な事故が起らないよう、
ヒヤリ・ハットを見つけたらすぐに改善、
問題があれば迅速に動ける体制を維持できているかどうか。

たとえば、社会基盤を支える人たちのなかに、
忙しさに押し潰されてこころを失っている人が
増えていないかどうか。
ひとりひとりが互いに声の掛け合いをできているかどうか。
まぁ、どうでもいいや、って空気が流れていないかどうか。

リアリティを感じないまま専門家集団に依拠し続ける社会構造。
リーダーシップや責任の取りかた、受け入れかた。
社会のひとりひとりがチェック機能を果たしていくための
 情報の受け止め方・リテラシー教育のありかた。

・・・などなど。

今僕らにとって本当に大切なことは何か?

ひとりひとりが幸せになる暮らしのありかたは?

絶望に身を投げることなく、ちゃんと自分を元気に保って
頑張っている人を支えられるだけのメンタリティを
キープしていきたいなぁ、と思いました。

今こそ未来に向かって
しっかりしたビジョンを
描いていくときなのかもしれない。

 

www3.nhk.or.jp