日々の雑感

忍びの里、伊賀の地より。オーガニックとは? 「本物」はどこに?

リアリティを正面から受け止め、分かち合えるか?

既存油田からの原油生産量が2040年には1/3にまで減少する

 
 
生々しいデータです
あと25年で現在の油田の生産が1/3に激減。
 
でも、まぁ開発中の高コスト油田と不確定な発見予定の油田で
なんとか現状維持できるはず、という予測。
うーん、需要予測ありきで無理やり
生産予測データをつくっているという印象を免れません。
 
じゃあ代替エネルギーで、って安易に考えられない罠。
自然エネルギーも蓄電システムを開発しないと、
晴れの日、風の日に電力供給が過多になる。
 
蓄電すりゃよい、ということなんだろうけど、
NaS電池を大量に作るとか、水素貯蔵するとか、
これはこれで社会インフラにするとなると
資源やコストが莫大に掛かるはず。
 
案外自由化になって電力価格も
野菜の相場みたいに乱高下しそう。
かつてのエンロンみたいなところが出てくるんだろうか?
 
原子力推進論に立つひとたちは
こうした状況をむしろ積極的に伝えて
プロパガンダのなかで利用するかもしれないけど、
廃炉後のこととか事故リスクととか、
長期コスト的に考えてそれもどうかと思うし。
 
肥料原料や金属などの資源も枯渇の方向に向かうなか、
限られたパイの争奪戦は激しくなっていく一方。
分かちあい、与えあうようなこころ、
そしてそれを支える社会の仕組みが
着々と育っていっているかといえば
まぁ甚だ心もとない訳で。
 
バーチャルな世界にリアリティを感じ、
軽やかに踊りつづけられるのは
一体いつまでだろう?
 
誰が安全なところに生き残れるのだろう?
 
安全なところに居続けようと努力し続けるのか?
生々しい現実の中を生き抜く力をつけるのか?
 
僕らのこども達の世代は
僕らの時以上に厳しい世界に直面していく。
今、僕らが彼らに残してあげられるものは何か?
 
もともと農業の世界に飛び込んだ動機、
その原点に還り立つことを
今、突きつけられている気がします。
 
 
※より詳しく知りたい方は以前書いた記事をご参照ください。