日々の雑感

忍びの里、伊賀の地より。オーガニックとは? 「本物」はどこに?

2017年の振り返り

今年もいよいよ終わりですね。

昨日仕事納めだったので、

ひっそりした事務所でひとり、

一年の振り返りなどしております。

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そういえば

年頭に掲げた自分のコアテーマは

【自力救済を放棄する】

だったわけですが、それが一年を通じて

出汁のように徐々に沁みてきたかなぁ。

kmurayama.hateblo.jp

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ただ一心に眼前の事象に向かう。

言い訳しない。打算を捨てる。

目先の安全・リターンに囚われない。

「みんな」の幸せを願い続ける。

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自分が胸を張って「善い」といえる道を

迷いなく選び、即行動し続ける。

目の前の相手に「一番」のものを

ためらいなく与え続ける。

弾き返されても、無視されても、

前へ、前へと、身を投げ続ける。

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歩け、歩け、

犀の角のように

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自灯明 法灯明 …

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でも、本当に不思議なものだなぁ。

色々なものを捨てれば捨てるほど

一人じゃなくなっていったよ。

だんだん「なかま」が増えていった。

心にこびりついていた苦しみも

じんわり、じんわり和らいでいって。

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楽になっていいんだ、それでいいんだ。

オレは一体何を守っていたんだろう?

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2017年。

出会いがあり、別れがあった。

様々な悦びがあり、様々な痛みがあった。

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混沌極まって喜劇の様相を示す世界のなか

人類は強く一つに結びつけられていることを

身につまされて感じた一年だった。

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生と死はいつも背中合わせだ。

新しい生命がこの世に与えられた。

あっちに旅立っていったなかまがいた。

いのちの重さ。圧倒的ないのちの重さ。

それを思えば、諸々のツマラナイものなど

ポイっと投げ捨ててしまえばいいと決めた。

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高速で危うく自らの生命を落としかけながら

奇妙な静けさに包まれていたことに吃驚した。

死は恐れても仕方ないんだな、きっと。

それはやがては僕らが帰すべきところだから。

むしろ恐れるべきは「己に不正直であること」。

その事実を骨の髄に打ち付けられたようで、

そのジンジンした感じがまだ身体に残る。

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与えられた命、拾われた命。

せっかくなら全うし尽そう。

まだまだ惰性が抜けないところはあるけど、

自分に対しても、みんなに対しても

大丈夫、大丈夫と言い聞かせながら、

ちゃんと顔を上げて歩んでいきたい。

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「生命」というプロジェクトは

絶えず生成し、消滅しながら、

他の幾多の「生命」のプロジェクトと出会い、

衝突し、相互作用し、融合し、分裂しながら、

その一段上のレイヤーに生成される

「メタ」プロジェクトとして織りなされる。

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そんな感覚を持てるかどうかが、

経営に携わる者には重要なのかもしれない。

否、これからの時代はきっと、ひとりひとりが

もっと経営者的な存在になるのだろうな。

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時代の転換期に立つ。

面白いじゃないか、楽しんでやろう。

今はそんな気持ちになっています。

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それにしても、

今年は幾多のつながりのなかで

常に磨き、磨かれながら

圧倒的なグルーブ感に包まれていった

そんな一年でした。

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今、こうして共に歩んでいただける皆さまに

心から感謝の思いを伝えたいと思います。

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ありがとう。

これからも共に生きていきましょう。