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日々の雑感

忍びの里、伊賀の地より。オーガニックとは? 「本物」はどこに?

大切な皆さまへ

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いつも変わらぬご厚意とご支援を頂いている皆さまに

心からの感謝の想いをお伝えいたします。

 

日頃は如何せん、バタバタもがき続けながらも、

世の中ままならぬことが溢れているもので、

ふと気付けば流され流されて、

すっかり無精をしていることに

自らの至らなさを痛感するばかりです。

 

ふとした拍子に我に還って、

今、自分が生きているなかで

本当に大切にしたいと思う人達に、

伝えるべきことを伝えることができているだろうか、

と、改めて考えてみると、涙が出そうなくらい、

できていないなぁ、と。

 

相変わらず舌足らず(というか筆足らず?)ではありますが、

まずは近況などお知らせしつつ、

どこかしらにフック(ひっかかるもの)があれば

是非また皆さまとつながって

色々なことに取り組んでいければ、

というように思っています。

 

*********

 

昨夏から症状が悪化していた持病の喘息ですが、

日常生活が困難になることも出てきたため、

4月中頃から亀山市にある専門医にかかるようになって

少しずつ回復してきました。

心身ともようやく安定軌道に乗りつつあります。

 

傍目で見てもあまり分かってもらえないですが、

呼吸ができないというのはなかなか苦しいものです。

当然ながら、思考や判断にも大きく影響します。

それが経営者としては結構致命的だったりするわけで。

 

ご存知のとおり、僕は今、

2つの農業関連会社の経営と

地域の生産者らでつくる協議会事務局の運営を

実質的に切り盛りする立ち位置にいます。

 

農業という構造的に厳しい状況に置かれた産業にあって、

今の時代情勢、そして少し先の展開を睨みながら、

持続可能なありかたを模索し、

必要な基盤を再構築していく作業です。

 

生産、流通、販売、地域社会や行政との関わり、

食を支える農業のこれからを考えるうえで

いずれも切っても切れない重要なパーツ。

 

ヴィジョンを示し、現場レベルで仕組みを提案し、

人やお金をつなぎ、教育し、やりくりする。

手弁当で延々とトライ&エラーを繰り返すなかで、

繰り返し迫りくる壁、壁、壁。

 

体調を崩しかけたのは、

次々と仕掛けてきた取組が一斉に佳境を迎え、

人的にも金銭的にも困難を極めているタイミング。

キャッシュは焼き続けるし、状況は思うように進まない、

厳しい状況に耐えられず、投げだすスタッフも出てくる。

ただでも険しいと思っていた坂道はさらに傾斜を増し、

気付けば足元で火の手があがる。

 

なんじゃこりゃ。

もう笑うしかないですよ。

こんな状況のなか。まだ前を向いて歩かなきゃ、なんて、

ホンマ、アホちゃうか、と。

そんな状況が半年以上続き、

しかも加速され続けます。

 

でも、ちょっと違う角度から見てみれば、

こうした経験はまさに学びの宝庫、

そんな風に言えるかもしれません。

 

行き詰った状況のなか、ブレイクスルーを求めて、

来し方行く末など総ざらいし

ヒントになりそうなものには

物怖じせずどんどん手を伸ばしてきました。

ゲテモノ食いだろうがなんだろうが。

こいつもうマジヤバいんちゃうか、

と思われる方も多くいらっしゃるでしょうw。

 

で、そんなこんなで、

ずいぶん沢山のことを学んだ気がします。

 

まだまだその過程のなかにいるので、

整理をするにはまだ早いと思いますが、

それなりに形になってきたものもあるので、

前に進む準備と思ってさらっと棚卸してみます。

 

現時点で、一番大きかった学びと

それにともなったライフスタイルや

事業形態の変化を上げるとすれば、

それは「諦め」と「委任」に関わること、

そして、譲ってはいけない、「意志」に関わること。

 

何を手放し、何を守るのか、

その判断精度を一段上げない限り

前に進めない局面がある。

 

執着してこだわり続け、

守りつづけてきたものを

「諦め」、手放したときに、

今まで見えなかった別の地平がパッと開ける。

手放すときにこそ、物事の真の価値がみえてくる。

 

手放し、委ねること。

「それ」を心をこめて大切に扱ってきたなら、

心配はいらないのです。

安心して引き渡せばいい。

後からやってくる人たちに。

そして世界に。

 

そして自分は次のステージへ進めば良いのでしょう。

「意志」に従って、進むべき方向へ。

道は与えられるもの。

前へ、前へ。

 

こうした一連のプロセスはまさに「断捨離」であり、

経営用語であれば「選択と集中」

ということの要諦なのだと感じます。

それを浮ついた言葉としてでなく、

実感として深く身体に染み入らせること。

 

「全存在」として選び、捨て、前に進むこと。

 

本当は、それを日々、あらゆる瞬間に、

行っていなければならないこと。

いつだって真剣勝負なんですね。

 

一期一会。

 

「いのち」を大切にするというのは

そういうことなのだと、

徐々に腹落ちしつつあります。

(次回は身の回りで起こっていることを

もう少し詳しく報告してみます。)

写真はちょうど10年前のゴールデンウィーク、

農業を始めようと思って何をしていいか分からぬまま、

信州・安曇野を妻と友人とともに訪ねたときに撮った麦。

以来WebsiteのTOP画面に。

記した言葉は 「何処へなりと」