怯え
「怯え」によって発動し、固定された感情や言説、
そしてそれが固定化した制度や常識が溢れている。
...
テクニカルなことじゃない。
僕らが抱える幾多の課題の底にあるのは、
「怯え」の沈着。
こんぐらがった糸をどうほぐしていくか。
ナルチシズムに引きずられる愛は
満たされない子供の愛。
良いとか悪いとか、
うまくやってるとかそうでないとか、
そういうことじゃないんだ。
「大丈夫、ほらね、怖くない。
ね?怯えていただけなんだよね」
それをどこまでできるだろうか?
知を身につけて怯えを溶解させ、
力を得て知を越え、
老いのなかで力を無化する。
何度でも、何度でも、繰り返す。
そのプロセスそのものに
愛のエッセンスが含まれている、
そんな気もする。
この道を歩きつくすこと。