日々の雑感

忍びの里、伊賀の地より。オーガニックとは? 「本物」はどこに?

2015-01-01から1年間の記事一覧

聖夜

年に一度くらいは少しだけ居住まいを正して イエス・キリストの存在に想いを馳せる。 そう、今日はそんな日でしたね。 久しぶりに聖書を手に取って パラパラとめくってみる。 (ルカ6.20-23) 貧しい人々は、幸いである、 神の国はあなたがたのものである。 今…

お伊勢参り

今年もいよいよ大詰めに。残すところはあとわずかですが、激動の中を無事走りぬけられるよう、昨日は心身を鎮め、また清めるべく、お伊勢さんにお参りに行ってきました。 厄年(前厄、本厄、後厄)と言われるこの3年を過ごすあいだ、わが身には過分にも思え…

「弱さ」をどこまで許し、どこまで許さないか。

日本人は、(そして本来的にはあらゆる人間は、)倫理的な要請にさらされている。集団や空気に依存して日和見的な立場に留まるのではなく、自らの責任において考え、発言し、行動することを、引き受けなければならない瞬間がある。 福島と沖縄が、日本人に呼…

リアリティを正面から受け止め、分かち合えるか?

既存油田からの原油生産量が2040年には1/3にまで減少する www.gepr.org 生々しいデータです。 あと25年で現在の油田の生産が1/3に激減。 でも、まぁ開発中の高コスト油田と不確定な発見予定の油田で なんとか現状維持できるはず、という予測。 うーん、需要…

「物欲なき世界」のビジネス

昨日はみえ次世代ファーマーズ miel の 幹事会がありました。 激しく動いていく農業の世界の動向を 改めて確認する機会に。 メンバーの皆が経営者として これまでどんな道をたどり、 これからの時代をどう生き抜いていくのか、 ひとりひとりの想いや生き様 …

廃炉に向けた道

NHKワールドの番組より。 東電・福島第一廃炉推進カンパニー・増田尚宏氏への廃炉作業の見通しについてのインタビューを見ました。 ... 福島第一の廃炉に向けた道は決して容易なものではない ということを、ショックとともに再認識しました。 と同時に、廃炉…

小田原来訪

一昨日、日本橋三越本店で開催されている農業女子イベントに参加したあと、 昨日は車で伊賀に戻る道すがら、 先祖のお墓参りのため、小田原に立ち寄りました。 ... 僕は小学校のころ5年間程、桑原という集落にある父方の実家で暮らしていたのですが、ここは…

「大学と社会との対話」

京大の誇る変わり種研究者、 「フラクタル日よけ」などを開発した酒井先生の投稿からシェアさせていただきます。 酒井先生の紹介...http://www.tedxkyotouniversity.com/satoshi-sakai-jp.html TEDxにも出られていましたよ~http://sensekyoto.com/2015/06/0…

食べること いのちをつなぐこと

この2~3年のあいだ、今の時代状況のなかにあって、 これからの持続可能な農と食のありようをイメージして どんな組織、社会のかたちを良しとするべきかを考え続け、 実践へ向けた模索を続けてきました。 答えは降ってこない。 それは描かれていくものです…

原点回帰 ~ くるるマルシェ見学 

人のつながりを大切に、三重県内の「いいもの」を扱われている、鈴鹿にあるお店【くるる・マルシェ】さん。<へんこ>の生産者の方のお野菜も置いて頂いてます。 一昨日、スタッフが勉強とごあいさつを兼ねてお店にお邪魔してきました。 1年前にオープンした…

ヤオモテOK

できれば楽したいし、できれば責任を負いたくないし、できれば影に隠れていたい。 ... でも、ところてんが押し出されるみたいに、 気づいたら前に出てるときがあるわけ。 それは、その人の運命なのか、 選んだのか、選ばれたのか、ぼくはよくわからない。 自…

青果市場で感じたこと/生きる緊張感~自vs他のバランス

これからの農産物流通のあり方を模索するなか、 ここ最近は京都南部青果市場(京印)さんに 出入りさせてもらいながら、 市場の仕組とその活用方法について学んでいる。 「市場」というのは「人」「もの」「金」が集まるところ。 その結果、必然的に「情報」…

使い続けることができるものをつくろう

陶芸というのは難しいもので、そこに作為とか自我成分がたっぷり含まれていると、毎日使うことが出来なくなる。使いたくないと明確に思うというよりは、手にとらなくなる。どこかギラギラしたもの、俺をみてほしい!という声を土の奥から感じるものは、時々…

有機認証について思うこと

有機農産物認証に関わるPGS(参加型保証システム)についての下記の記事に触発されていろいろ考えています。有機農産物認証に、私たちも参加できるPGS(参加型保証システム)の試みがスタート! その① もう一つの有機認証の基本を学ぶ | *************** 有…

都市化になんて勝てっこない!?

日本では東京だけでなく札幌や福岡などの地方中枢都市に、田舎から人がどんどん移り住んで人口が増え経済や社会インフラの集積が進んでいる。その一方で山間部の農村などでは人口・経済の規模がどんどん縮小している。 このようにアーバナイゼーションとは、…

相手の呼吸を察する

自戒を促すためのメモ。 「相手の呼吸を察する」のはとても大事なことだなあと思う。 ... (中略) こんなことを言いながら、自分自身もちょっと押し付けちゃったかな・・・という時はある。そんな時は決まって、相手と自分を同一視してしまったり、思い入れ…

地方創生について知っておくべき基本事項。

wedge.ismedia.jp この対談、僕も常々感じてきたことを的確かつ丁寧に表現してくれていて、すごくすっきり感があります。 時代を切り拓いていく、さすがのお二人。 ... 【ローカル】を生きる人は必読ですね。これからの時代を生き抜くために、 必要な基礎認…

野菜と旅するプロジェクトのこと

www.facebook.com 伊賀ベジの今日。 インゲンがボチボチ出てきてます。 長い端境期からそろそろ離陸。 ... それにしても今年の夏は生産部門がホント厳しかった~。トマトやなすは創業以来の致命的な失敗つづき。 社長が新しい仕組づくりと称してあちこち走り…

生産者のネットワーク

少し前になりますが、 鳥取の農業生産法人Tree&Norfの皆さんが伊賀ベジを訪ねてくれました。 こんな風に各地の生産者が互いに学び合う関係が広がっていくと...農業の世界はどんどん楽しくなりますね。 タコつぼに陥りがちな農と食の業界。こういう「人の動…

当事者意識

当事者意識(=コミットメント)があるかどうか。 仕事においてはそれがすべてだ。 自ら生きようとするのかしないのか。 その感覚がない人間と過ごす時間に価値はない。 腐臭に気付けば一刻も早く離れるべし。 色々悩んだけど、結局はそういうことだ。 為末…

新農業人フェア参加

再び東へ。。。 【オーガニックタウン伊賀】 ともに盛り上げてくれる人、まだまだ募集中です。 10/3(土)東京会場 | フェア開催日程 | 新・農業人フェア PRODUCED BY RECRUIT *********************** 伊賀有機農業推進協議会は、 10月3日(土)に東京で開…

新規就農者の現実を知る

新規就農者がぶつかる課題について 非常によくまとめてくれている記事がありました。 以下、ちょっと長いのだけどそのまま引用。 これからの新規就農者が陥る状況とは | 未来農業media 全く気配を見せていなかったが、実は今年も野菜を作っていた。と同時に…

「人生充足」のチェーンを広めよう

僕は今、10年近く続けた農業生産の世界から頭を抜け出させ 物流の世界に首を突っ込んでいっている。 つくること、売ること、その両方が上手にできなければ 業界のなかで生き残っていくことはできないからだ。 新しい世界。 日々が学びの過程。 世の空気感、…

バカ(阿呆)は治らない、ってのを前提にしていきましょう

相変わらずまたいろいろ手を出し過ぎて、 キャパオーバーのままドリフトしているかも。 決して望ましい状態ではないけど、 来るもの来るものをまともに受け止めていたら 結果的にこうなっているわけで。 そろそろ断舎離~選択と集中のタイミングかも。 たま…

うちらの業界に必要な人材

示唆に富む記事だ。 今、自分が考えていることとぴったり一致してくる。 世界各国の現地が求めている人材像は、より具体的な、即戦力です。実際、現地の担当者が求めているのは「ローカル適合人材」といえるような現地に熟知した専門家人材や、「グローバル…

共同性を突きぬけた先に描く共同性

暑い日が続きますね。 畑から帰ってくるスタッフたちは、皆、 滝のように汗を流しています。 うなされるような熱気のなかで身体を動かすうち 脳が痺れていくような感覚。 少し前までは自分自身が汗と泥にまみれながら そんな夏の日々を走り抜けてきたのだけ…

修羅ってこんな感じ。

最も優先すべきはビジョン。目の前にいる人物は自分の会社を一つビジョンに近づけてくれる人物なのか否か。実力不足の自分の器や組織の範囲で採用や組織づくりをしていたら、本当に叶えたいビジョンを実現させることなんてできるはずがない。 ヒト、モノ、カ…

有機農業と経営合理化。

玉造氏は「経営の観点があって、はじめて技術が生きる」と話す。取材のなかで、「生きのこっていくため」ということも強調した。農業法人は研究所とは違う。利益を出さなければ、続けていくことはできないのだ。 <a href="http://busines…

リーダーたちの「ほっと」すぽっと

<a href="http://hibinokeiko.blog.jp/archives/36920409.html" data-mce-href="http://hibinokeiko.blog.jp/archives/36920409.html">「上に立つ人の孤独」チヤホヤとは違う「承認」大丈夫そうな人ほど困ってることもあるから伝えよう : ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする。</a>hibinokeiko.blog.jp 昨日の miel の集まりを振り返っていたら流れてきました。めちゃくちゃタイムリー。…

三重県の若手農業者の集まり 【みえ次世代ファーマーズmiel】

昨日は【みえ次世代ファーマーズmiel】の集まりに行ってきました。いくつかの連携プロジェクトについての情報交換と太陽光パネル&観葉植物とブルーベリー観光農園の見学。 三重県内各地の勢いのある若手農業経営者たちばかり。リーダーの浅井農園・浅井さん…