日々の雑感

忍びの里、伊賀の地より。オーガニックとは? 「本物」はどこに?

44

お蔭さまで生き永らえて、昨日、

44歳の誕生日を迎えることができました。

 

何とはなしに、ですが、

ここが自分にとって大きな節目、

【極点】となった感覚があります。

 

昨年末から春にかけて【変曲点】がありました。

自分の人生的にド派手な出来事が続いて

そのときはそれが「底」だと思ったものでしたが、

実際にはその後もゆるやかに沈降し続け、

学ぶべきことを学ぶ時が与えられたと思います。

 

人生も、事業も、模索に模索を重ね、

この世界をどう捉えるのか、

どう生き、どう死ぬのか、

確かなものを求める足掻きを繰り返しました。

 

万物の生成と消滅を繰り返す、

無常な時空の中に現れた

「自分という現象」を観察しながら

己を包むより大きな系との相関を補足しながら、

「そいつ」をどう制御していくのか、

<いのち>の研究開発~エンジニアリングは

きっと果てしなく続くのでしょう。

 

でも、どうやらきっと、

これでいいのかな~、というところまで、

やって来たように思います。

 

ここがゼロ地点?

今は不思議ととても静かな気持ちです。

 

あとは、いつもニコッと笑って、

淡々と己のことを為していけたらいいなぁ。

 

昨日は、別段、劇的なことがあった訳でもないですが、

映画館に「この世界の片隅に」を観に行きました。

 

戦争という形で一気に噴出された構造的暴力。

磁場に吸い寄せられて右へ倣えして、

己も磁場をつくりだしていく、この現象を

他人事、他所事として頭で処理して物語化し、

上から俯瞰するように眺めた気持ちになってる、

そんなおっさん、おばさん目線は好きじゃないなぁ。

 

巧妙に、自分の罪を棚に上げるため、

馬鹿だから、トロイから、職務上、とか、

都合よく幾多の言い訳を垂れ流しつつ、

あるべき論、正義を振りかざしてくる人たち、

さっさと滅びないもんかなぁ。

 

でもね、残念ながら、

滅びることはないのです。

答えはいつまでも出ないのさ。

僕らはいつも「現象」していく。

陰と陽は常にせめぎ合う。

生と死はいつも背中合わせ。

 

だから、生きよう。

僕は生きる。

 

・・・・・・

誕生日のお祝いのメッセージを頂いた皆様、

皆様の存在に本当に感謝しています。

.

おひとりおひとりにお返事を

したいと思ってはいるのですが、

「余裕があれば」ということで。

どうぞご容赦くださいませ。

 

こいつ何も反応しないわ~、って、

心を乱されることのないよう。

これっぽっちも悪意はないので。

 

今日からまた、ともに歩いていきましょう。

 

何となく頭に浮かんだ、

「千と千尋の神隠し」の主題歌の

歌詞をコピペして結びに替えさせてください。

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「いつも何度でも」

歌:木村弓、作詞:覚和歌子

 

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい

悲しみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える

繰り返すあやまちの そのたびひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

ラララララララララ・・・・・・・・・
ホホホホルルルル・・・・・・・・

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

悲しみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから